極論すれば、駐車場が足りないのだからつくればいいという話に戻るのだが、簡単にそうもいかないとなれば、相変わらずテーマは堂々めぐりである。ここはひとつ、地域活性化という論点から駐車場をみていこう。すでに、レジャー型ショッピングのことには触れている。そして、全国各地にパワーセンター的な郊外型ショッピングゾーンが数多くできているのも、こうした志向と無縁ではない。また、マクドナルドが郊外店舗でトイザらスと連動、土、日に家族客をかなり集客しているのは、知ってのとおりだ。パワーセンターは、日本では時期尚早の声もあるが、評論家の思惑とは別の次元で、レジャーを兼ねた買い物の遠出という需要はある。郊外型の鮮魚、青果のディスカウントストア(DS)、衣料品、靴などのアウトレットモールをのぞく楽しみは、車がなければ成立しない種類のレジャーを兼ねたショッピングである。上越のウイングマーケットセンターも、アメリカ型パワーセンターに似ているが、いずれは、ゾーン内を車で移動しながら買い物をする大型施設ができるようになる。この時、駐車場のつくりというのが購買率を高める大きな要素といわれ、目的のショッピング施設からカートに満載した商品を、苦もなくマイカーのところまで引いてこれるような、ゆったりとしたスペースがなければならない。駐車がしやすく、多機能の施設があり、ドライブの帰り、つい寄ってしまうような吸引力が必要とされる。最近、さすがに往時の勢いがなくなったけれど、ファミリーレストランの集客力は、駐車スペースに負うところが大といってもいい。この潜在的なパワーは、施設、サービス、味などに勝るとも劣らないものがあった。
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