ネットショップの商材選びの理想は高需要・低供給です。とはいえ、ネットショップが氾濫する現在では、並の努力ではそういう“おいしい”商材は見つかりません(新商品、新しい概念の商品なら可能性はありますが)。こういう現実を踏まえた時、ネットショップが生き残っていく可能性は2点です。一つは「とにかくパイの大きな業種で勝負する」こと。つまり、価格競争や付加価値の演出といった問題は抜きにしても、ユーザーニーズの高い分野でなければ勝負にならないという基本判断です。アイデアや先見性がいらずに気軽に参入できるというメリットの反面、競争的な市場では、商品力のアップはもちろん広告宣伝や顧客対応の努力や工夫で他店をリードしていくことが求められます。パイは小さくても、独占できれば大きくなるのが「ニッチ」一方で別の方向性もあります。「ニッチ」つまり商業用語でいう「すきま産業」の開拓です。たとえユーザーニーズの総数は小さくても、他店がマネのできないシステムやアイデア、品ぞろえで、少数のお客さんを圧倒的に囲い込んでしまうのです。どのみち数人で運営するネットショップなら、捌けるお客さんの数には限界があるのですから、リミットいっぱいの商売ができれば最大の利益を上げられるというわけです。