子宮筋腫や内膜症などの良性の婦人科疾患では、医師によってすすめる治療方法が違うことはよくあります。ある病院では経過観察で様子をみようといわれたが、別の病院では即手術といわれたとか、同じ病院でもホルモン剤をすすめる医師と、漢方や生活療法をすすめる医師がいた、などという話はよく聞きます。治療法が分かれる理由としては、ひとつには検査方法の違いによる場合が考えられます。たとえば、内診とエコーのみによる診断より、MRI検査も併用したほうが診断の精度が高まります。エコーでは筋腫と診断されていたが、MRIを撮って腺筋症とわかった、というような場合ですね。なかにはお腹を開くか腹腔鏡を使うかして、病巣を直接観察しないとわからないこともあります。同じ検査をしていても、そうした不確定の部分をどう解釈するかで、すすめる治療法が違ってくることもあります。さらに、医師が自分の得意とする治療法をすすめる、ということもよくあります。漢方に関心をもっている医師だったり、手術が得意な医師だったり、医師にも個性があるわけです。
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