東アジアの中で、韓国と並ぶNIES(80年代に脚光を浴びた当時の新興工業国)の一翼だった台湾は、韓国と対照的な自動車産業政策をとっている。当初は台湾も、国産化と国産メーカーの育成のための保護政策をとろうとしたが、貿易の自由化の方が得策だと考えるようになり、80年代終わり頃から、自動車の輸入の自由化に踏み切り、輸入車のシェアは3割近くになった。台湾の自動車メーカーは、そのほとんどが、日本の自動車メーカーと合弁で日本車の生産に踏み切り、今日に至っている。
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そんなわけで台湾は一時、97年には57万台まで生産したが、その後40万台、時には30万台まで生産台数が低迷した。台湾政府は一時、企業の合併による再編も考え、そのひとつの呼び水として、年産20万台クラスの自動車メーカーの育成を日本の有力自動車メーカーの力を借りてやろうとし、結局、トヨタに白羽の矢を立て、国瑞汽車の合弁がスタートした。