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「外貨預金で儲ける」ことは不可能

日本円の預金よりはマシだということを忘れてはいけません。その理由は、日本の預金は金利が驚くほど安いからです。漠然と普通預金の利子が安いのは皆さんご存知だと思いますが、どのくらい安いか、ここで計算してみましょう。2004年9月1日現在の銀行の普通預金は0・001%です。100万円預けると10年後の手取り額は100万80円です。100万円を10年間預けても100円たらずの利子なのです。郵便局の0・005%でも10年後の利子は400円にすぎません。これではATMの手数料の金額にもなりませんね。スーパー定期なら1年定期で0・03%なので10年後には2400円の利子がつきますが、それでもいかに安いかわかりますね。このように、いまの日本の金利状況は、おどろくほど悲しい状況なのです。したがって、「外貨預金はおヤメなさい」とはいうものの、日本の普通預金や定期預金に預けるくらいなら、よっぽど外貨預金に預けたほうがよいと思います。日銀の調査でも、日本の低金利を回避し、外貨の高金利に魅力を感じる人が急増している結果、外貨預金保有残高が急増しています。2003年末で5兆7700億円と、1年で50%近い増加率なのです。しかし、ここからが本題です。そうはいうものの、「長期」で「多額」のお金を預けることができる人以外は、「外貨預金で儲ける」なんてことは無謀な試みであるということも、また事実なのです。たとえば、キャンペーン金利で1ヵ月だけ年率10%の外貨預金があるとします。―力月で手数料が往復2円とすると、2%近く手数料をとられることになるので、実は年率換算で24%の利子がないと元本割れしてしまうのです。短期では円安に振れない限り損をするということです。外貨定期預金ならば、外貨普通預金より金利が高いので利益を上げる可能性が上がりますが、「原則として中途解約できない」か、「中途解約するとペナルティがある」ものが多いのが難点です。これはむずかしい言葉でいえば「流動性が低い」ということです。これに対し、流動性の面で優れている商品、すなわち「いつでも解約できる」のが外貨MMFです。外貨MMFは元本保証ではありませんが、格付けの高い公社債に投資しているために外貨預金並みに安全性が高いのが魅力です。利率は変動型ですが外貨預金よりも高く、手数料が1アメリカ(US)ドル当たり50銭と、外貨預金の半分なのがメリットです。つまり、手数料が安く、利回りがいいために利益を上げやすい商品なのです。また、いつでも解約できるので為替差益をねらいやすいという長所もあります。このようにMMFは外貨預金に比べるとずっと優れた商品です。しかし、それでもこのあとで紹介しているFXに比べれば、手数料は10倍ですし、利率も低いといわざるをえません。